利用者様 生活情報局
施設の日常をお知らせします。
家族会にて感染対策の勉強会
2015-11-21
11月下旬、この時期にきて急に冬の寒さが色濃く出始めました。
冬の訪れと同時に、空気の乾燥によって風邪やインフルエンザが世間では大流行。
学級閉鎖も起きている小学校も多数あるそうなので、私たち医療系の職場で働いている者にとっては、感染という言葉に対して、敏感になる時期です。
そして、オレンジにおいても利用者様は勿論、職員一同も(厨房さん、ドライバーさんも)ウイルスの媒介者とならないように、インフルエンザの予防接種を終えています。
予防接種も大事ですが、やはり、風邪対策、インフルエンザ対策の基本は、手洗いと正しい知識。
今年も施設内において、ご家族様対象の感染対策に関する勉強会を行ないました。
<ポイントはコチラ>
固形石鹸よりも液体石鹸をチョイス!
汚れの残りやすい箇所は写真の赤色の場所。(指の間、掌のシワに沿った部分等)
指輪・時計の間は汚れが残ります。手洗い時は外しましょう。
爪は短く切りましょう。
擦り込み式消毒液は、手が汚れている時は無効。必要量は500円玉くらいです。
正しい手洗いの仕方以外にもノロウイルス、インフルエンザに関する基礎知識の座学。
感染者拡大時の施設の対応、感染者の個室隔離時の精神面のケア、ご家族様等、来所時のお願いごと等をお伝えしました。
ご家族様の中には、昨年も参加をして尚、今年もいらしてくださる熱心な方も居られ、大変参考になったとのお話を頂戴しました。
ご参加頂きました皆様、本日はお寒い中足をお運び頂きありがとうございました。
在宅復帰について
2015-11-20
ここ最近のオレンジの在宅復帰率は高く、皆様笑顔で退所をされていきます。
今日もまたお1人、3ヶ月のリハビリ期間を終了し、ご自宅に帰られました。
さて、今日ご紹介する利用者様は、人工透析を受けておられます。
病院から直接、自宅に復帰をするのが不安であるとの事で、当施設にてワンクッションを置く事になりました。
当然、透析を受ける為、週に3回は当施設から病院への通院です。
オレンジでは、人工透析の利用者様を受け入れるのは初めての試み。そこで、現在、利用者様が受診をされている大島記念嬉泉病院の皆様にお越し頂き、オレンジ施設内にて勉強会を実施。万全の体制を整え、利用者様をお迎え致しました。
しかし、住み慣れない場所での生活は、やはりストレスですよね。
当施設では、リハビリ職員が行う機能訓練の他にも、介護職員との毎日の歩行訓練も必要に応じて行っているのですが、最初の頃は「今日は一度リハビリしたのだから、これ以上はしたくない。疲れた。」と拒否ばかり。
担当理学療法士は、いかに利用者様のやる気を引き出すかを考えておりました。
例えば、2つの歩行経路をご用意し、自己決定をして快くリハビリをして頂く等、試行錯誤の積み重ねです。
これらの努力が実ったのか、次第に利用者様にも変化が現われました。
毎日の歩行練習の際には「あと、2m歩いてみようかな」とご本人様より。
退所の前日、最後の歩行練習では「今日は2倍歩いてみようかな・・・」と嬉しい一言。
明日の在宅復帰についてお話を伺った所「不安だよ・・・でも、住み慣れた所に帰れるのは嬉しい」と笑顔で話されました。
利用者様のやる気のお声は、私たち職員のやる気に繋がります。
このような利用者様との関わりが、福祉の仕事の魅力の一つなのですよね。
3ヶ月前の施設内の勉強会の様子です。コチラをクリック
10月の壁画制作、完成です。
2015-11-02
今回は、クリスマスを意識した冬の作品を作成しました。
毎回、制作においては、完成図をイメージしておらず、とりあえず一つアイテムを作ってみて、利用者様と相談をしながら、構成を考えて作っております。
ですから、最初に考えていた物と全く違う作品になっている事もしばしば。
利用者様より「こうしてはどうか?ああしてはどうか?」と、意見を持ちかけられております。
そして、こちらも今回の作品だけでなく、いつも言える事なのですが、私達は失敗したアイテムもあえて展示をしております。
それは、制作を行える利用者様を出来る限り限定しない為。
完成度の高い物、美しい物を作るのは目的ではなく、利用者様の指のリハビリ、制作意欲を第一に考えているので、中には「あれれ??」という物も出てきます。
しかし、それもご愛敬。むしろ、ギザギザ凸凹は、試行錯誤をした様子が伺えて、味のある面白い作品であると考えております。
さて、今月は、どのような個性が表現されているのでしょうか?
写真では分からず、近くで実際に見ないとわからない箇所なので、是非、足をお運びください。
作品は、2階の自動扉前、壁画展示エリアに飾ってございます。
芸術の秋、オレンジの秋
2015-11-02
現在、オレンジガーデンでは、「プチ文化祭」を開催中。
1階の廊下のエレベーター前にて、デイケアご利用の皆様の作品をご紹介しております。
当施設のレクリエーションにて制作をした「和紙のミニわらじ」が、なんとも可愛らしい~
「お花紙」を丸めて使った「チーバ君」「ふなっしー」は、見応えあり!根気と制作意欲の賜物です。
その他、利用者様がご自宅で制作をされた作品も合せてご紹介をしております。
着物の帯、俳句やステンドグラス、水彩画、手芸品等、手作り作品は見ていて癒されますよね~
作品の見どころは全部ですが、職員の目を引いたのは、当施設の施設長である石崎先生の人物画(鉛筆デッサン)でしょうか。
写真をご覧になって描かれたのか、特徴を捉えていて、とてもソックリです。
石崎先生も自身の自画像をご覧になって、とても喜んでおりました。
プチ文化祭の作品展示は、今月の20日迄。
オレンジで「芸術の秋」に触れてみては如何でしょうか?
食欲の秋、オレンジの秋
2015-11-02
今年も残すところ、あと2カ月。
急に寒くなりまして、体調の変化が懸念される所ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
感染を予防するスタンダードプリコーション、手洗い・うがいはよく言われている所ですが、ちゃんと行うと効果有り!
当施設でも利用者の皆様をはじめ、職員一同も実践をして、これらを行っていると確かに効果の程が伺えます。
さて感染予防と言えば、11月の家族会では「冬季感染症について」の勉強会を行います。
是非この機会に、正しい手洗い・うがい、そして、感染に関する知識を身につけられては如何でしょうか?
日時は、21日(土)14時から。2階の職員食堂で行います。
そして、ウイルスを寄せ付けない為には、栄養バランスの整った食事を摂り、免疫力をアップする事も大事です。
ここ最近オレンジでは、食欲の秋を意識してかイベントメニューが目白押しです。
10月30日には秋の行楽にぴったりの「松華堂弁当」。
11月1日には、当施設の創立記念日であった為、ささやかではございますが、縁起を担いだお料理をご提供しました。
配膳時には、利用者様より「わぁ~綺麗。美味しそう」というお声があがり、視覚でも楽しんで頂けたようです。
そして、11月9日にも「秋のイベントメニュー」を予定しております。
キノコ等の山菜をメインとした彩りのラインナップ。
オレンジの厨房さんが作るお料理は、いつも外れ無しなので、今から楽しみです!
10月のお誕生日会
2015-10-25
木枯らし一号が日本列島を吹いた今日、朝から風は冷たく、冬の訪れを感じましたが、今日のオレンジガーデン内は熱かったです。
それは、10月のお誕生日会が行われたから。
お越し頂いたボランティア様は、皆様お馴染みの「さくら会」様です。
「東京ブルース」「ベサメムーチョ」といった歌謡曲の他、日本舞踊では「広島ひあり節」という大変縁起の良い踊りを見せてくださいました。
日本舞踊で、扇子を使って演舞が行われた際には、一緒に踊りだす利用者様がおられました。そこで、職員が即興で扇子を作ってお渡しすると、同じように扇子をフワフワ、ヒラヒラ~。
利用者様の陽気な踊りで、場の雰囲気は更に上昇しました!
最後は、利用者様による「赤とんぼ」の合唱に合わせて、ボランティアの出演者の皆様総出で演舞を披露してくださり、会は終了です。
実は「さくら会」の皆様の中には、当施設のデイケアを利用されている方のご家族様がいらっしゃり、その利用者様も一緒に、今日、遊びに来てくださいました。
最後に、ご家族様より「母がいつもお世話になっております」とのお話しがありましたが、度々ご来所くださる「さくら会」様といった地域の皆様の支援のお陰で、当施設は成り立っております。
これからも、地域に根差した施設であるよう努め、利用者の皆様の笑顔が増える取り組みを行っていきたいと思います。
「さくら会」の皆様、今日はお越し頂きましてありがとうございました。
またの素晴らしいステージを心よりお待ちして離ております。
諸々、ご報告。
2015-10-26
ここでは、ご家族の皆様に2つ、ご報告をしたいと思います。
まず一つ目。
先週の23日(金)のおやつにて、芋掘りで掘り出したお芋を「蒸かし芋」として、利用者様にご提供を致しました。
利用者様より「甘くて美味しかったわよね~掘り出してから少し経つと甘くなるから、だから甘くなったのかもしれないわね」と、ちょっとした豆知識も教えて頂きました。
オレンジガーデンの小さな畑から掘り出したにしては、2キロも収穫有り!
そこで、入所の方々は勿論、デイケアの皆様にも、地産地消で秋の味覚をご堪能頂きました。
二つ目のご報告。
ご家族の皆様にお願いをしておりました、ご家庭で不要になった古本の寄付についてです。
このブログや家族会報よりのお願いをしてから1ヶ月程で、既に50冊程のご寄付がありました。
とある利用者様より。
「私は歴史本と料理本が好きなのよ。本の種類が増えて楽しみが増えたわ。もっと、もっと勉強したいの」とお話を頂きました。
なぜ、歴史がお好きであるか伺った所、こちらの女性は、台湾で生まれ育ち看護師になり、助産師になり、香港へ行き、終戦の年に日本に帰って来られたそうです。日本では、養護学校の教員と栄養士のご経験もあるとの事。
自分の原点である日本の歴史を勉強をしたいからと伺い、職員一同は、頭が下がる思いです。
そして、本棚担当の職員よりの話です。
花の写真が収めてあるアルバムを10冊程頂いたのですが、普段外に出られない利用者様にとって、身近な写真は心癒されるだろうと感じました。
他にも利用者様の年代でも読めそうなものばかりで、本当にありがとうございました。
尚、古本のご寄付は、引き続き募集しております。皆様のご協力を何卒、宜しくお願い致します。
ケーキイベントでほっぺた落ちる
2015-10-21
今日は、特に女性の利用者様が大喜びであった日、ケーキイベントが開催されました
おやつの時間に、見た目にも色鮮やかで美味しいケーキが3種類。
「マロンケーキ」「サワーチェリーケーキ」「ショコラケーキ」が登場です。
おやつ前の集団リハビリの際も理学療法士に「今日は沢山ケーキが食べられるらしいよ~」と話題に上る程、楽しみにされていたようです。
一つのサイズが大きいと、3つも食べきれない為、それぞれが小さくなっており、食べきれる様になっていました。
さすが、厨房さんは女性の気持ちを良くわかっています~
そして今日は、10月の制作が出来あがってきたのでご紹介したいと思います。
今回は、「プラ板作り」に挑戦。
小さい頃に作った事がある方もいらっしゃる事でしょう。
プラスチックの板に油性マジックで絵を描いて、オーブンで焼くと3分の1位のサイズになって縮み、強度が上がります。
利用者の皆様には、お名前入りにして鈴を付けて紐を付けて、キーホルダーにしてお渡ししました。
杖につけたり、巾着につけたり、歩行器につけたり・・・
世界に一つだけのオリジナル作品を手にして、皆様には大変喜んで頂けました
見事な秋晴れ!芋掘り大会開催!
2015-10-17
今日は、待ちに待った「芋掘り大会」が開催されました
前日、雨の為に延期となったので、今日の芋掘りは出来るのかどうかと心配をする会話が、あちらこちらから聞かれていました・・・が、しかし!
朝9時あたりからパーーーッと雲がなくなり、皆様の思いが通じてか見事な秋晴れ!
芋掘りのスタート時刻には、気持ちの良い風も吹き、日光浴も兼ねての最高の芋掘り日和となりました。
今年は利用者様の中に、畑仕事のプロがいらした為、長靴を履き、手ぬぐいを頭に巻き、鍬を持ってお手伝い頂きました。
最初は、不作かと思われる程、小さな芋ばかりで、「どうしたら良い土が作れるのだろう???」と質問をすると、「良い土を作るには、収穫の間でほうれん草を作るんだよ~」との事。
そんな話をしながら作業を進めていたら、後半には大物がゴロゴロと出てくる出てくる~
終盤に差し掛かった所で、大物の手ごたえがあり、畑周辺のテンションは最高潮へ
シャベルを使って慎重に掘り進めると・・・ついに出ました!畑の主です!
功労賞の利用者様に、締めで掘り出していただき、最後は「とったよーーー!ほら見てー」と皆様に見せるパフォーマンスまでして頂きました
ちいちゃなサツマイモを5月に仕込んでから半年。
今年も20キロくらいの大収穫となり、皆様は大喜びです。
芋掘りの開催日が変更になったにも関わらず、お手伝いに来てくださったご家族の皆様、本日は誠にありがとうございました。
防災訓練の日
2015-10-14
今日の午後には、船橋市消防局のご協力を得て、防災訓練が行われました。
いつもは、日中の火災を想定した訓練なので、事務の職員による火災の館内放送を行っていましたが、今日は、夜間の火災を想定。
そこで今日は、夜勤を行っている職員がメインとなり、消火活動・放送・119番への通報等の訓練を行いました。
利用者の皆様には、慌てず騒がず、速やかに安全な経路で避難をして頂き、事故もなく、無事に訓練は終了をしました。
避難訓練の後には、職員を対象としたAEDの使用・心肺蘇生の訓練も行われました。
災害の有無に関わらず、利用者様の状態が急変をした際、適切な対応が出来るよう、私達はこのような機会に技術を習得しています。
以下、参加をした職員よりの感想です。
基本の救急対応(意識確認~119番依頼~AED依頼~全身を見ながら呼吸確認~胸部圧迫・・・等)を改めて習い、更に、以前講習を受けた際には習わなかった新しい情報も教えて貰えた。
AEDの使用方法においては①ペースメーカーを装着している方は、その箇所を避けてパットを貼る②胸毛が多い方は一度パットの粘着を利用して毛を剥がし、予備のパッドを使用する等、実践的な話が聞けて良かった。
救急の際に落ち着いて適切な対応をする事はとても難しいです。しかし、最悪の中の最善を目指せるよう、場数を積んだ職員であっても普段からの訓練の積み重ねが大事であると感じました。
利用者の皆様、そして、船橋市消防局の皆様、今日はご協力を頂きまして、誠にありがとうございました。